これぞ日本の大相撲

大相撲 幕下力士の立ち位置

がっぷり四つ

大相撲には番付と呼ばれる階級が設けられています。その番付の頂点に立つのが横綱で、つづいて大関・関脇・小結・前頭と続きこれらを幕内に分類されているもので、幕内は横綱を除いて定員42名です。幕内の下には十両があり、十両の定員は28人以内です。十両になると関取と呼ばれ一人前の力士として認められ大銀杏を結うことが許され、また付き人が付いたり、大相撲協会から給与が支払われるようになります。また大相撲中継でも時間的に地上波では十両から行われるようになりテレビに映る機会も増えます。

この十両の下の階級が幕下です。幕下の定員は東西60人ずつで120人となっていますが、幕下付出に関してはこの定員に扱われていません。この付出しというのは学生やアマチュアで優秀な成績を収めて大相撲に入った人を優遇する制度です。これら優秀な人は更に下の三段目や序二段、序の口を経ずに大相撲に入るできることができます。反対に言えば実績がなく一から入門した場合には序の口から相撲人生を始めることになります。

一方でこの階級の段階では、一人前とは認められませんから各部屋の雑用を行います。雑用としてはちゃんこ番など料理支度などです。このようなことから十両以上が15日間毎日取り組みがあるのに対して、通常は1場所7番になります。地上波での放送では、上位で十両との取り組みがあれば映ることがあります。また衛星放送では地上波よりもはやく放映が開始されるため中継されています。